25年ぶりの再会。
お茶とお花のお稽古で10年教えていただいた先生。
私が着物リメイクをしていると知りお着物と帯を譲ってくださいました。
お稽古に通っていた頃、いろんな事を見て聞いて体験させていただきました。
若い頃に教えていただいたことはずっと私の中にあります。
今はお茶のお稽古は辞められたそうです。
お宅へお伺いするとたくさんのお着物と帯を運びやすいように準備されていました。
これだけの着物を揃えるのは並大抵なことじゃありません。
「これだけの着物、今となってはもう処分するしかないけど、充分楽しませてもらったわ。」
としみじみ話されました。
先生の師範としての人生を請け負った気持ちです。
断捨離という簡単な言葉で終わらせられない想いが詰まっています。
着物ができるまでのそれぞれの工程の職人の想い、着た人の想い、皆さん日本文化を受け継がれています。
その価値をどう表現したらいいのか、ずっと悩んでいます。
これからも向き合っていきます。
先生、
私のことを覚えていてくださり、今もなお応援していただいていることに感謝です。